注文住宅の組み立て方
注文住宅を作るときには、一からデザインや部材を考えて建てていくフルオーダーメードという方法もありますが、ハウスメーカーでは工場でユニットと呼ばれる家の部品をつくり現場で組み合わせて組み立てていく方法もあります。
注文住宅の依頼を受けたハウスメーカーでは、鉄骨でフレームを組み立てていき、そこに壁や窓、出入り口などを取り付けていき、隙間が出来ないようにコーキング工事を行います。
そしてトイレや浴槽などを入れて、照明・コンセントが使えるように電気の配線も工事を行います。
完全に使える区画ができると、それをユニック車で荷台に積み、現場に持っていきます。
普通の工事だと、基礎工事をしてから順番に骨組みをつくり壁や床、天井をつくっていくということになり家の形が出来るまでにはかなりの期間がかかりますが、ユニットを組みあわせていく形であれば、朝から工事をはじめて日が沈まないうちに屋根まで取り付けられる状態になります。
注文住宅なら趣味がのびのびと堪能できる作業部屋が設けられます
注文住宅のメリットは一からユーザー側の希望を叶えてもらえる点です。
普通の一戸建て住宅の場合、部屋の数や広さや間取り、細かい設備の形や有無が決められません。
注文住宅なら文字通り住民側の希望にそってフルオーダーが可能です。
一般的な間取りだけではなく、特殊な空間の使い方もお願い出来ます。
趣味の作業に没頭する事が出来る特別な部屋が欲しい、こういった希望も注文住宅なら実現可能です。
例えば趣味のバイオリン演奏を普通の住宅地でも心ゆくまで満喫したい、このような希望を実現させたい場合は一室だけ特殊な防音対策を施せばOKです。
注文住宅なら音楽室のような防音対策を施した部屋が設けられますので、楽器演奏をしても近所迷惑になりません。
また趣味で美術を嗜んでいる方にもメリットがあり、汚れにくい壁材や掃除しやすい床材を採用した作業部屋を一つ、自宅に設けておけばのびのびと水彩画や油絵、そして粘土工作などを堪能出来ます。